MyDelightのブログ 雑記fromFB

主にfacebookやtwitterに書き溜めていた雑感を埋もれないようにまとめたブログ

今日嬉しかったこと

今日嬉しかったことを書く。地元在住のお客さんが、蕨OurDelightをネットで調べて知って、すごく来たいと思って来店された。
近隣に何店かあるライブハウスの中で、ど真ん中で聴きたい音楽、演奏レベルだったそうで、また来たいとご満足。
ジャズの話も、休憩中の限られた時間ですができたので、喜んでいたし、店に置いている自宅からの持ち込みジャズ関連書籍にも興味持ってくれて盛り上がった。
こういうお客さんが少しずつ増えてくれると嬉しい。

 

それにしても一年半営業していても地元のジャズ好きでも蕨OurDelightを知らないという人はまだまだたくさん。当たり前なんですが。
一年半の営業で蕨川口戸田さいたま市エリアといっても合計200万人(就業・通学人口を足すともっと多いはずですが)にリーチするはずもなく、認知もまだまだ。

ただ、誰の目にでも触れればいいというのではなく、当該エリアにおける音楽好き、できればジャズ好きの人に認知してもらわないと意味ないですもんね。

 

頑張った人が頑張った分だけ報われ

頑張った人が頑張った分だけ報われ、それなりの人は相応になるということとか、
あるコミュニティー全体としては、いろんなことがお互い様として、我を張る人はいないとか、
でも、成長する人の足は引っ張らないで、応援するとか、
結果的にそのコミュニティー全体も縮小均衡ではなく、少しでも広がっていくとか
そうなるといいなと思ったりします。

長年の癖

自分は自分、自分の店は自分の店、好きなことだけすればいい、他人の評価は気にするな、というのは事実でそのように動いているつもりだが、自分の中で長年培われたメタ認知の機能が働いてしまい、観察し、俯瞰し、意味付けし、ポジショニング付け、何らかの評価軸で評価するという癖は抜けない。

感動するのはプロだからか

前にも書いたかも。
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聴く人の経験値と心情、人生・生活の文脈、さらに言えば演奏会場の雰囲気次第だが、演奏聴かせて人を感動させられるのは、職業演奏家でも趣味のプレイヤーでも、両方ありえる。
聴き手の琴線がどこにあるかは聴き手次第だから。
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でも一定以上の演奏経験と技量を持った職業演奏家による演奏のほうが、演奏ミスとかないし、ツボはずさないし、いわゆるそのジャンルの耳の肥えたファンの鑑賞に耐えられるだろうし、結果的に感動させられる機会は多いだろう。
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そう書くと元も子もないが。
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逆に言うと、
例えば職業として演奏専門に活動せずに普段は会社員やってる人で、でも学生時代から演奏経験と技量を持ち、ミスも少なくツボ外さずに、熱いプレイとマインドで、ジャンルの耳の肥えたファンの鑑賞に耐えられる演奏をし、感動させることができる、いわゆるプロではないプレイヤーも存在しうるし、実際に存在するはずだ。
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さらに言うと、いわゆるプロミュージシャンという括りでも、演奏やレッスンという音楽関係からの収入よりも、別件で勤務したり商売したりでの収入の方がずっと多いという実態のプロミュージシャンもいるわけで。
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でもジャズクラブに来るお客さんは、
お金を払ってわざわざ見に来る人達で、無料ならば行く、という人は来ない。
まったくのジャズライブ初心者のお客さんよりは、そうでない人のほうが多く、
そして自分の時間とお金を引き換えに、感動することを期待している。どう心を揺さぶってくれるのかを期待している。
CDとかライブ演奏を聴いてきた蓄積があり、ある程度は耳の肥えたファンで
そういう人は、いかにも演奏経験が少なかったり演奏技能が稚拙だったりするのは見抜いたりするので、
そういったことを踏まえて、ジャズクラブというのは演奏する・できる人たちが来て演奏する場だ。

アレもやりたいコレもやりたい

アレもやりたいコレもやりたいと思っていると総花的になり、個性が失われるとか、そうだろうか。自分の中では今やりたいことをやっているので満足度は高い。やってることはごくわずかで、やってないことのほうがたくさんあるが。

 

 

アレもいいコレもいい、あんなのが羨ましい自分もやりたいと思ってるが、他から見れば自分も同じようにイイと思われている、はずである。

ジャズライブは非日常?、日常?

ジャズライブを非日常の特別のものとして考えるか、日常の生活の一部として考えるか。どう位置づけたいのか。
それはミュージシャンにとっても、お店にとってもさまざまだろう。
コンサートホールとかブルーノートみたいに特別の価格で特別の人を特別の日に(特別の人と)観に行くとなれば、前から予定を調整して、それなりの支出を覚悟、非日常を楽しむことになる。空間も服装も予算も非日常だ。
年に数回しか行かない。やや敷居高い感じはある。キャパ数百人~数千人なんて規模などやはり居住まい正して出かける。
一方で、バー営業の傍ら、キャパ一桁から5.60人規模のこじんまりした空間の客席の一部にほぼ一体的なステージがつくられ、近所の常連さんがふらりと普段着で立ち寄ってミュージシャンと雑談かわしながらBGM代わり生演奏を酒の肴に楽しむというのは、日常の風景ど真ん中で、空間も服装も予算も日常の一部に溶け込んでる。
月に数度、週に数回もあるし、いきつけのジャズバーってなもんで敷居は低いだろう。
どっちもジャズの生演奏だし、どっちにも出演するミュージシャンも多い。
非日常のほうがやはり、ひのき舞台感はあるし一世一代、千載一遇なかんじはある。だが、そう頻繁にはない。お客さんもそう頻繁には行かない。
日常のほうがベーシックな音楽活動、日々の表現活動を支える場でもあるし、お客さんとのコミュニケーションも近いし、反応がダイレクトにわかり生々しい。だが演奏環境的には制約が多いことも確かだろう。報酬もたいしたことない。
だが店の業態幅も広くてスナックバー喫茶店居酒屋普通の飲食店含めて多種多様であるがほぼ毎日演奏できるリアリティと充実感はあるだろう。ミュージシャンの層の厚さはこういう日常の延長的な演奏場所で育まれているのはまぎれもない事実。
どっちもいいのだ。そんなに幅広い活動場所が用意されている日本というのは素晴らしい国だ。
ジャズミュージシャンにとっては天国、か?
蕨OurDelightはどんなポジションにいるのか、どうしたいのか、どうありたいのか、そんなことを一瞬考える。
週に四日以上ライブ営業していて、さまざまな幅広いミュージシャンが出演する。しかも比較的安価に間近で観られるというのは、気軽に日常感があっていいのかなとは思う。
音響的には良質の環境を(比較的)用意できているとは思う。
でもバーやレストランではないので、そっちはアピールできないし、するつもりはないので、どちらかというと鑑賞メイン、となる。
それでいいと思ってるんでだけど。
いろいろ考えざるを得ないな。