MyDelightのブログ 雑記fromFB

主にfacebookやtwitterに書き溜めていた雑感を埋もれないようにまとめたブログ

ジャズクラブを作ろうと思ったときに、考えた

考え方は人それぞれだが、自分がジャズクラブを作ろうと思ったときに、
・集客が多い、それほど困らないのは都心立地だとは思っていたが、それだと既存ライブファンを奪い合うだけのRedOceanだろうとも思った。
・都心は家賃が高すぎなので、当然各種価格に転嫁させざるを得ないとも。
・都心だとよっぽどの運とコネがない限り、駅近物件に出会えず、駅近物件は賃料高く、駅遠物件は都心でもアクセスよくないことになる。
都心環状線内側よりも、郊外の放射線上にほとんどの人は住んでいるのだから、通勤通学の帰途に立ち寄るなら都心より地元駅または通勤路線立地でかつ駅近だろうと。
・また、郊外に住んでその地元に勤めて、通学してという人にとっては、after5に郊外から都心にわざわざ出かけるのは苦痛なので、ライブから遠ざかる場合もあるだろう。
競争激化、高価格、地元需要
そんなことを考えたな。
まあ、私の場合は、ですが。

 

逆説的ですが地方はライブ開催の絶対数が少ないのでお客さんが集まり盛り上がりやすいのではないかと思料します。

首都圏は演奏箱が大小数百存在し、ミュージシャンも多く在住しますが、箱の競争で著名ミュージシャンとライブファンお客様を奪い合っているイメージです。

隣の芝は青いのかもしれません。

ジャムセッションに来るお客さんはライブに来ない、という関係者の通説もあり、確かにプレイヤー人口の伸びの方が、リスナーの伸びよりも大きいのかもしれませんね。
実数ではどうなのかわかりませんが。
当店でもジャムセッションでみかける顔と、普段のライブで見かける顔は、確かに違います。ライブ開催日の方が圧倒的に多いので、リスナー>プレイヤーのように見えますが。
あと、自分も含めジャズファンの高年齢化は紛れもない事実ですね。
若手応援という目的で、若いジャズライブファン向けの学割、若いミュージシャン応援のヤングライオンズ企画もやってますが、学割のお客様が少ない。
そして、ヤングライオンズ企画には中年以上のお客様が少なく、出演者同世代が多いというのも気になる状況。
完成された、円熟の名人芸を楽しみたい気持ちもわかりますが、次世代を応援するという気持ちも、我々中年以上は心掛けたいと思います。

ジャズの世界の良さは、ライブ会場が大小様々、とくに小規模の一桁~50人未満の箱が全国津々浦々にあることなんでしょうね。これくらいの規模だとミュージシャンとお客さんが直接会話し、CDも手売りし、ぬくもりを感じることができますよね。この箱に行くとあのお客さんと会える、というのが年に数回あったりする。生身の等身大の人間として接せられるのは、ファンとしても記憶に焼き付けることができますから。
経済的な問題は抜きにして考えると。
昨日も、外タレ!の増尾好秋さんが、ライブの合間に、日本にはこういう生演奏できる会場が全国にたくさんあるから素晴らしい、と言ってました。

 

メジャープレイヤーでも、必ずしも集客は多くないです。
こんなに素晴らしい演奏なのになぜ観に来ないのだ!と義憤にかられる日々です。