MyDelightのブログ 雑記fromFB

主にfacebookやtwitterに書き溜めていた雑感を埋もれないようにまとめたブログ

ジャズライブは非日常?、日常?

ジャズライブを非日常の特別のものとして考えるか、日常の生活の一部として考えるか。どう位置づけたいのか。
それはミュージシャンにとっても、お店にとってもさまざまだろう。
コンサートホールとかブルーノートみたいに特別の価格で特別の人を特別の日に(特別の人と)観に行くとなれば、前から予定を調整して、それなりの支出を覚悟、非日常を楽しむことになる。空間も服装も予算も非日常だ。
年に数回しか行かない。やや敷居高い感じはある。キャパ数百人~数千人なんて規模などやはり居住まい正して出かける。
一方で、バー営業の傍ら、キャパ一桁から5.60人規模のこじんまりした空間の客席の一部にほぼ一体的なステージがつくられ、近所の常連さんがふらりと普段着で立ち寄ってミュージシャンと雑談かわしながらBGM代わり生演奏を酒の肴に楽しむというのは、日常の風景ど真ん中で、空間も服装も予算も日常の一部に溶け込んでる。
月に数度、週に数回もあるし、いきつけのジャズバーってなもんで敷居は低いだろう。
どっちもジャズの生演奏だし、どっちにも出演するミュージシャンも多い。
非日常のほうがやはり、ひのき舞台感はあるし一世一代、千載一遇なかんじはある。だが、そう頻繁にはない。お客さんもそう頻繁には行かない。
日常のほうがベーシックな音楽活動、日々の表現活動を支える場でもあるし、お客さんとのコミュニケーションも近いし、反応がダイレクトにわかり生々しい。だが演奏環境的には制約が多いことも確かだろう。報酬もたいしたことない。
だが店の業態幅も広くてスナックバー喫茶店居酒屋普通の飲食店含めて多種多様であるがほぼ毎日演奏できるリアリティと充実感はあるだろう。ミュージシャンの層の厚さはこういう日常の延長的な演奏場所で育まれているのはまぎれもない事実。
どっちもいいのだ。そんなに幅広い活動場所が用意されている日本というのは素晴らしい国だ。
ジャズミュージシャンにとっては天国、か?
蕨OurDelightはどんなポジションにいるのか、どうしたいのか、どうありたいのか、そんなことを一瞬考える。
週に四日以上ライブ営業していて、さまざまな幅広いミュージシャンが出演する。しかも比較的安価に間近で観られるというのは、気軽に日常感があっていいのかなとは思う。
音響的には良質の環境を(比較的)用意できているとは思う。
でもバーやレストランではないので、そっちはアピールできないし、するつもりはないので、どちらかというと鑑賞メイン、となる。
それでいいと思ってるんでだけど。
いろいろ考えざるを得ないな。