MyDelightのブログ 雑記fromFB

主にfacebookやtwitterに書き溜めていた雑感を埋もれないようにまとめたブログ

いつでもどこでもジャズ

ジャズの良さは、いつでもどこでも(よほどで無い限り)生演奏できることだ。
コンサートホール、ライブハウス、生演奏聞きながらのレストランやバーだけでなく。
和洋中居酒屋焼鳥屋スナックなど意外な普通の飲食店でもだ。
主催者とミュージシャンさえ乗り気ならば。
そんな状況下で、専業ライブハウスのOurDelightだからこそ、主催できるライブとはなんだろうか、どうあるべきか、などということを、たまに考える。

共有文化

決して民族主義国粋主義、排他ヘイトでないです。
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唱歌・童謡とか童話・昔話とかってのは日本人の全員が幼時に教えられて共有していて確認するまでもない暗黙の前提のものだよなあ。これが、いろんな音楽も演劇もコメディもTVCMでも、いろんな表現形式の土台になっている。
この共有文化がなくなってしまったら、各種表現やコミュニケーションが崩壊しそう。
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今、パフォーマンスライブのゲネプロやってますが、肩耳で聞き流しながらそう思った。

 

まあでもこの記憶の古層の上に、さらにまた何重もの共通記憶が重層的に絡まってその国の文化を形成するのでしょうけどね。
世代…昭和とか有名アニメとか特撮ヒーローとか
地域…各地の民謡とか伝承とか偉人とかね
.年中行事や風物詩とかも

ゼロサムの消耗戦

限りない消耗戦を仕掛けて相打ちになり最後は共倒れ、ということは避けねばならぬ。
かといってなにもせずにジリ貧になり最後は自然淘汰されて消滅するということも避けねばならない。
何もしないよりは何かすべき。なのは間違いない、のかなー。
路傍の無名な雑草のように人知れず細く長く生き延びる、という選択肢もある。雑草は雑草なりに繁殖するのだ。

ゼロサムの消耗戦をしているのではなく、パイを大きくするための投資をしているのだと考える。前向き~

ジャズミュージシャンの場合のプロ(プロフェッショナル)ってのは

ジャズミュージシャンの場合のプロ(プロフェッショナル)ってのは、どんな定義なのか。
うちはプロのライブしかブッキングしないから、という店はどういう意味か。
さすがプロの演奏は違うね~ってのはどんな意味か。
音大ジャズ専攻の学生がプロを目指してますというのはどんなイメージなのか

 

リーダーライブをやるからなのか。
ギャラ水準なのか。
CDなど音源を発表しているからなのか。
楽器レッスン生徒をもっているからなのか。
自営業で組織に属していないからなのか。
どこかの組織に別の仕事で雇用されていないからなのか。あるいは音楽職として雇用されているからなのか。

 

集客力があるからなのか。(ないからなのかw)
お客さんが知り合いとかお友達ばかり、ではないからか。
地元以外のヨソの場所に演奏ツアーにいくからなのか。
ジャズ雑誌などに取り上げられたことがあるからなのか。
誰かがプロだとおもってくれるからか。
自分がプロだと名乗るからか。

だれか名人とか有名な人に師事したからか。
音大卒業(中退)したからか。
専門各種学校のジャズ講座に通っていたからか。
ストリートで演奏して見知らぬ通行人に投げ銭をもらえるレベルの演奏をするからか。
ライブハウスにプロ扱いで出演するからか。

ほんと、音楽家のプロっわからない。
「さすがプロのレベルのプレイをする!」とか、何?
「プロも裸足で逃げ出すレベルのプレイ!」とか、何?
「アマチュアとは違うわ~」とか、何?
「プロ・アマ混成バンド」とか、何?
「昼の仕事は何やってるんですか」とか、何?
「本業は何を」とか、何

 

心がけが違う、とか何?
聴く人を感動されられるかどうかだ、とか何?
覚悟が違うよ、とか何?
どんな状況でも一定以上のスキルを発揮できる、クオリティを維持できるって何?

 

なーんだ、あの人プロじゃなかったんだ~、とか何?
君それだけプレイできるならプロになればいいのに、とか何?
プロかと思った、とか何?
マチュアじゃないんだからさ~って何?
プロとは思えない~とか何?
プロにあるまじき、とか何?
そんなんじゃ絶対にプロになれないよ、とか何?

 

就職しても時々リーダーライブやりたいです、って何?
脱サラしてプロとして頑張ります、って何?
人を感動させられるかどうか、って何?
見た目パッとしないがジャズ演奏が好きでたまらないというアマチュアと、容姿端麗で別にジャズ好きじゃないけど周りのお膳立てに乗ってる仮面プロとは?

 

ライブ、コンサート活動中心のプロ
ライブはやらないけどスタジオとかサポートの仕事中心のプロ
リーダーライブ、リーダーコンサートはやらないけれどサポートの仕事中心のプロ
演奏はしないけれど、大学や各種学校などで教えるプロ
大学や学校では教えないけれど自宅などで生徒をとって教えるプロ

 

聴く人を前提に演奏するのか、聴く人がいなくても演奏するのか。違うな。
より多くの聴く人を求めて演奏するのか、聴く人がいなくても演奏するのか、違うな。

 

有名な人だからプロ?有名じゃない人はアマチュア?有名じゃないプロの方が多い、ジャズの場合。そもそも有名ってなに?テレビに出たことがある?メディアに紹介されたことがある?お客さんの動員が多い?ジャズにおける有名か否かという新たな基準が悩みに。

 

 

 

店としてのvisionとか世界観

店としてのvisionとか世界観はちゃんとあるよ。
店名(ブランド名)そのものズバリだ。
コレに尽きる。
ミュージシャンの楽しみ 
お客さんの楽しみ
店としての楽しみ
全部揃ってみんなの楽しみ、喜びを得られる場所、的な。OurDelight。

 

その上に、社会的役割というか使命みたいなものも、一年半やってきて意識してることは、なんとなくある。
「良質のジャズエンターテイメントを、世代を繋げて紡いでいく。」みたいな、一応未来も射程内に入れて。だからブッキングも世代のレンジが広いし、

YoungLions企画というピンポイント若手応援のイベントもある。
 
でもまあ、個人商店なんだから、あまり背伸びせず、力まず、基本的に身の丈の範囲でいいのではないかと思う。

 

音楽理論やプレイヤーからの目線、評価軸はあいにく無い。なのでライブ観てそういう感想は出せないのだが、聴き手にしかできない唯一最強の評価軸は、微動だにせず目を瞑って腕を組みライブを聴いて、それでも身体が無意識のうちにSwingし、身を乗り出して聴き、気づくとガン見するかどうかだ。